
イベント開催に避けて通れないリスクの話
イベントとリスクの話しを私の経験を元に考えてみたいと思います。
たいした実績は無いけれども長くやっていると様々経験をします。
それこそ、雨の日も風の日も、雪の日だって乗り越えてきました。
うちみたいな零細企業は特にリスクを常に警戒しないといけない。なんといっても誰も守ってくれないのだから。
主催者は常にリスクと戦っている。
うまくいって当たり前、何かあれば全て主催者の責任。当然と言えば当然なのですが、本当に不情な世界です。
リスクを背負ってなぜやるのか?と問われれば、理由は人それぞれだとは思いますが、根底にはお客さんを喜ばせたいと言う大命題があるのだと思ってます。少なくとも私はそうです。
現象的に起こるリスクに備える
主催者は起こりうるリスクを想定しながら準備をしなければならない。
先人たちの残したマニュアルによるものなのか、
運営のプロに任せるのか、
この部分はとても慎重に組んでいかねばならない。
私はいわゆるイベント代理店での経験みたいなものは一切なく全くの無知の素人状態からイベント事業を始めました。しっかり学んでいれば防げたであろう失敗も沢山あります。
それはそれは、数えきれないくらいの失敗を重ねてきました。
その度に改善、再発防止の繰り返しでした。
なのでもし新たにイベントを始めようとしている方は、運営のプロの方に相談することをお勧めします。
イベントで本当に怖いのは「雨」じゃなくて「風」
主催者さんのほとんどは週間天気予報で天気のチェックをしていると思いますが本当に怖いのは「風」。
かつて、イベント中にテントを飛ばして線路に侵入してしまい電車を止める、、と言う前代未聞の経験したり(幸い事故には至らず)
車にテント直撃!もやったな、、汗(〇〇さんその節はゴメン!w)
看板ポールがはずれてお客様にぶつけてしまった経験もあります(こちらも大事に至りませんでした)
風が吹いていなくても、
『テントを固定する』『看板が風に煽られていないか?』というのをチェックするのが大事です。
私は「Windy」というアプリでチェックしています。
皆さんも「風」をチェックしてみてくださいね。
誹謗中傷へのリスク
誹謗中傷だってあります。心無いコメントだって時には届きます。
これに関して言えば、もちろんこちらに不備があるのであれば謝るだけなのですが、そうでない場合も多いです。妬みなどが混ざると余計タチが悪い。
そもそも開催するイベントで全ての人に100%満足させると言うことは無いのだと割り切るしかないのかなと思います。批判の声は大きく聞こえるものです。実際に声をあげているのはごくごく一部の人です。
喜んでくれるお客さんがいる事を忘れずに自信を持つというのが大事!という考え方に行きつきました。
看護師さんの常駐
かつてイベント開催中に、飲み過ぎたお客さんが倒れて意識不明、、なんて事がありました。常駐していただいてた看護師さんが迅速に対応して頂き、救急車を呼んで大事には至りませんでしたが、この時はもうこのイベントは今年で終わりかな、とよぎりました。
はっきり言って素人では何もできません。とつくづく思いました。
(鶴見ウチナー祭の2回目くらいまでは、会場に看護師さんはおりませんでした。なにもなかったから良かったものの、、)
火気は常に気をつけろ
当然の事ながら火の周りは、常に気をつけなければなりません。発電機、プロパンガス、ガソリン携行缶は最も注意が必要。
私は可能な限り発電機は使わないようにしています。そのためにポータブルバッテリーを買いました。
また、火気使用時のイベントは地域の消防署の担当の方と相談して、図面を出して、消火器の位置なども確認が必要となります。
主催者は、火を扱う出店者に細心の注意を払わないといけません。
何かの時のイベント損害保険
会場が広かったり、来場者が多くなってきたり、基準は難しいですがある程度の規模を超えると、主催者側で会場のすべてを同時(瞬時)に見ることができなくなります。それくらいの規模になってきたらイベント損害保険に加入する方が良いと思ってます。費用が掛かる問題なのでイベント主催者は悩ましいですよね。見込み来場者数や日数などにより数十万円かかる場合もあります。ただ安心感を考えると必要経費な部分だと思います。(詳しくは保険業者さんにご相談を)
その他イレギュラーとの闘い
来場者が多すぎて事故ギリギリだったとか、
乱闘、
酔っ払い騒ぎ、
騒音クレーム、
熱中症問題、
食中毒疑惑、
盗難事件、
など、、
ここでは書ききれないくらい(誇れるのか?笑)他にもたくさんのトラブル、イレギュラーに立ち会ってきました。神経、寿命をすり減らしてきてます。。
備えていても予測不能な事態が起こるもの。
イベント規模の大、小なんて関係無い。このリスクを抱えて、戦っている主催者さんたちがいることを来場者のみなさんも少しでも感じて欲しい。
地域のために、(ビジネスのためにでも)頑張っている主催者さんを私は応援していますし、私も頑張るのでその時は応援してください。
てな具合に大きな実績はないけど、、失敗経験値はたくさんあります!
私と同じ失敗を繰り返さないために、、やはりプロの方に相談することを進めます。
これからイベントシーズンとなってきます。
主催者はもちろんの事、参加するお客さんも会場内の様々な要因に注意を払いながら楽しんでもらえれば良いのではと思います!
コチラから沖縄イベントの開催などお気軽にお問い合わせください