『太陽(ティダ)の運命』【おすすめ沖縄映画】

映画『太陽(ティダ)の運命』

ティダ、それは太陽を意味し、その昔「リーダー」を表す言葉だった
(オフィシャルサイトより抜粋)

太陽の運命
©2025 映画「太陽の運命」製作委員会

こちらの話題の映画を観てきました。

内容としては、
沖縄県民の為に国と対峙してきた4代「大田昌秀 おおたまさひで」知事と7代「翁長雄志 おながたけし」知事、2人の沖縄県知事を追ったドキュメンタリー映画です。

沖縄戦後史を描いた『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作(2017/19)、戦中史を描いた『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』(2021)に続く佐古忠彦監督の最新作です。

戦後、沖縄がさまざまな扱いを受けて、どのような葛藤と戦ってきたのか。

日々報道されている内容がすべてではないという事をこの映画を観て本質を見極めて欲しいなと感じました。

・日米地位協定
・普天間基地移設問題
・辺野古新基地建設問題
・米兵少女暴行事件
・教科書検定問題

など皆さんも一度はニュースで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
さまざまな問題が渦巻く沖縄。

私ももっと勉強しなくては、と改めて考えさせられました。

想いも思想もそれぞれあります。



今は

そこを語るより以前の問題。

このような事が起こっていることを知らない人が多いという事が問題

と私はとらえます。

人それぞれ境遇も違うし考えも違うので、
知って、
考えて、
自分は
どう思うか?
どう行動するか?

この映画を観てまずは知ってもらえたらと思います。

沖縄でこの国でどのようなことが行われてきたのか、そのために戦ってきた知事たち、沖縄県民たち。

沖縄へ旅行に行く人たちも、青い海、青い空、白い砂浜、あったかい南国リゾートイメージの沖縄で間違いないのですが、悲しい歴史もあり、様々な問題と戦っている地であることも知って観光を楽しんでもらえたらと心から思います。

一番印象に残った言葉は、、

翁長知事が奥様に語ったそうです
『国も裁判所も味方になってくれないだろう、じゃあどうするか。戦う姿を県民、国民、全世界の人に見てもらおう』
本当に亡くなる直前まで戦い続けた翁長知事の言葉だった。

ぜひ劇場へ足を運んでみて欲しいです。
上映情報は公式サイトからチェックしてください!


太陽(ティダ)の運命

公式サイト:https://tida-unmei.com

2025年/129分/日本/配給:インターフィルム
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美
音声:町田英史
編集:庄子尚慶
語り:山根基世
音楽:兼松衆、阿部玲子、澤田佳歩、佐久間奏、栗原真葉、三木 深
テーマ曲:「艦砲ぬ喰ぇー残さー」 作詞・作曲:比嘉恒敏
制作:琉球放送、TBSテレビ


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