イベントにおけるゴミ問題/分けることでゴミを減らす!?鶴見ウチナー祭の挑戦
イベントゴミ問題

毎年、11月に我々が主催で開催している『鶴見ウチナー祭』
おかげさまで毎年たくさんのお客様に来ていただき、飲食店舗も多数出店しており、とても賑わっております。

鶴見ウチナー祭
今年は11月1日2日に開催!「鶴見ウチナー祭」

イベントにおいて飲食は切っても切れない不可欠な要素であります。
外で飲むビールも最高だしねー♪

沢山のお客さんと比例して、我々実行委員を苦しめていたのが「ゴミ問題」でした、、

ピーク時のゴミ処理費は、ぶっちゃけ50万円以上掛かっていました。(2日間開催です)

1000歩譲って、
会場内での飲食物のゴミならまだしも、、
近くのコンビニで買ったであろうゴミまで、持ち込み、そして捨てられ、そして我々が費用を払って処分する、、
もっとひどいのは、公園の木の下に捨てていかれる方もいました。(これは今でも)

イベントゴミ問題

鶴見ウチナー祭は入場料も無いし、ライブも無料です。

これ、理解してもらえますかね?

とても難儀してイベントを開催して、

イベント翌日、ごみ拾いをしていて、、
(今は、たくさんの有志の方が翌日手伝いに来てくれます!ほんとにうれしい!!)

楽しんでくれるのは嬉しかったが、ごみはその辺に捨てられる、回収したごみ処理で数十万円、、

本気でむなしくなりました。。

イベント主催者さんは分かって頂けますかね!?涙

費用面でももちろん問題でしたが、
「楽しいイベントの裏で、山のようなゴミが出てしまう――これでいいのか?」

悶々としていました。

滝沢ごみクラブさんとのコラボ!

そんな課題意識から、お笑い芸人であり清掃員でもあるマシンガンズの滝沢秀一さんが主催するコミュニティ「滝沢ごみクラブ」の主要メンバーのともちさんと出会いました。

滝沢ごみクラブ
滝沢ごみクラブさんよりご提供

“ゴミを出さないフェス”への挑戦

鶴見ウチナー祭 × 滝沢ごみクラブが示す、地域イベントの新しいかたち

年々来場者が増える中、使い捨て容器やペットボトル、紙コップなどのごみも増加。

会場内に『エコステーション(資源循環ステーション)』と名付け、来場者が自らごみを“資源”として分けて出す取り組みを始めました。

早い話が、会場で出るゴミを細かく分類ごとに分別する。という事です。

👉 鶴見ウチナー祭「資源回収ステーション」詳細はこちら

鶴見ウチナー祭

初めて取り組んだのが2023年。
正直、どこまでみなさん協力してくれるか不安でしたが、、初回から上々の反応。前の人がしっかり分けて出していると、皆さん真似して分別してくれるようになりました。

分別してリサイクルに回せば劇的にゴミの量は減った

イベント現場で発生するごみの多くは、ほんの数時間の間に出る使い捨て容器や包装材です。

今までは、その大半は本来リサイクル可能な“資源”であるにもかかわらず、分別が行われないことで処分費も大きく掛かっていたのです。

分けることで、資源に回せる。

会場のゴミステーションにたくさんのスタッフを配置して、細かく分別をしていきました。

初めはそのまま袋に丸ごと入れて捨てに来る人たちも、徐々に協力してくれるようになり、

生ごみ、カップ、容器、割りばしと見て分別をしてくれます。

なんと、前年の処分量の半分くらいになりました。

ここまで効果に現れて、ビックリしました。

鶴見ウチナー祭

鶴見ウチナー祭の挑戦 ― “分けることで守る”

地域の学生たちもボランティアで沢山お手伝いに来てくれるようになりました。

地域の子どもや学生が運営に関わることで、

“自分たちの町をきれいにする経験”が得られます。

持続可能なイベント運営へ

鶴見ウチナー祭

鶴見ウチナー祭の資源回収の取り組みは、単なるごみ対策にとどまらず、ちょっとした日常の意識改革にもつながれば、と思っています。

会場で使う食器、コップなどをリユース容器にすればいいじゃないか!?という話もありますが、なかなか現実問題費用との問題で実現が難しいところもあります。(なので少しずつやります)

鶴見ウチナー祭
鶴見ウチナー祭で出たゴミ
鶴見ウチナー祭
鶴見ウチナー祭で出たゴミ

鶴見ウチナー祭の挑戦は、これからの地域イベントの未来を示すモデルケースとなればと毎年少しずつ挑戦の幅を広げています。

鶴見ウチナー祭

今年は、鶴見ウチナー祭10周年記念タンブラーを作りました。

コチラのタンブラーでユンタクヤブースでオリオンビールを買う方は100円引きにしようと思います。
(去年も試しに20個作ったのでそちらをお持ちの方も割引します)

イベントが続いていたら、、来年も。

限定100個だけど、毎年使ってくれたら嬉しいですね。当日会場で売りますのでぜひ!

鶴見ウチナー祭
かわいいイラストでPOPも作ってもらいました

あと
次にやりたいと思っているのは、回収したゴミ(資源)で鶴見ウチナー祭のグッズを作りたいと思ってます。そして翌年に販売する。

なかなか良い考え!!

割りばし、プラスチック、などで作れないかな。
(こちら情報求む)

普段の日常生活では、決められた日にゴミを出せばその先は意識することはないのですが、イベントを通じてほんのちょっと、私たち一人ひとりの意識と行動が、次の時代をつくっていくと思ってます。

鶴見ウチナー祭

今年の鶴見ウチナー祭もみなさまご協力よろしくお願いいたします!


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