
カジマヤーとは!?

97歳の長寿のお祝い。
数え年で97歳、旧暦で9月7日に行います。
「カジマヤー」とは沖縄の言葉で「風車」を意味し、カジマヤーユーエー(風車祝い)と言われています。
沖縄には、長寿を祝う風習がいくつもあります。その中でも特別な意味を持つのが、「カジマヤー」
人生が一巡し、再び子どもの心に戻りカジマヤー(風車)で遊ぶようになるという考えから、主役は風車を手にしてお祝いします。
沖縄では人生の集大成として、家族や地域全体で盛大に祝われます。
どのように祝うのか!?

「カジマヤー」は地域の大イベント。沖縄本島や離島など地域によってまちまちですが、数え年で97歳になった「おじー」「おばー」が車に乗り込み(派手にデコレーションされたオープンカーなど)風車を持って集落の七つの十字路(橋とも言われています)を周ります。このパレードを「道じゅねー」と言うそうです。エイサーでも言われてますね。
家族・親戚・地域の人々が集まり、三線の音色や踊りで祝福。紅型(びんがた)の衣装やのぼり旗で彩られた通りは、まるでお祭りそのものです。
鶴見で祝う「かじまやー」とは!?
商店街をパレード

沖縄にルーツを持つ方が多い横浜市鶴見区でも、この伝統行事が開催されます。
25年ほど前に一度行われたという記録があるそうです。その時の貴重な写真を入手しました。

私も良く行く沖縄料理屋「八ちゃん」のおじいさんの97歳時
今年(2025年)は、旧暦9月7日は10月27日でしたが1日前倒しにして、10月26日(日)に「かじまやー パレード」が開催されました。
前日から雨予報で、パレードは中止か!?と言われておりましたが、奇跡的に雨が上がり、縮小でしたが鶴見の仲通商店街にて無事にパレードが行われました。

鶴見沖縄県人会や地域団体が中心となり、仲通商店街を舞台に風車を持ったお祝い行列が登場。三線や太鼓響き、獅子舞や多文化共生鶴見らしく「サンバ」まで!沖縄の伝統と鶴見の地域の絆がひとつになる瞬間でした。



親族だけじゃなく、地域でお祝いをするという事が本当に素敵な催しだな、と感じました。
ただただ、感動。
そして、
とっても元気なおばぁお二人にとてもパワーをもらいました!
「おばぁこれからの目標は」
「結婚する事です」
会場は大爆笑でした(笑)
ドキュメンタリー映画として残します
横浜・鶴見沖縄県人会のメンバーが「かじまやー」のお祝いを行うために準備から、当日の様子までを追ったドキュメンタリー映画を製作しております。



戦後復興のなか故郷沖縄を離れて暮らし、
鶴見でのつながりを紡ぎ支えてこられ97歳を迎えるおばぁたちにインタビュー。
ユイマールとチムグクルの大切さを次の世代へ
年長者を敬う心、
現代に失われつつある、
人と人の繋がり、
地域のコミュニティ、
他者を思いやり喜びを分かちあう思い、
そして文化の継承など、
生きていく上で本当に大切なものは何なのかを発見できる作品を鶴見のみなさんと創ります。
作品お楽しみに♪














